相対する人の中に己を見よ
自分にとって苦手な人の中に
自分自身が認めたくない
自分の姿が映し出されるのです
ですから目の前にいる
苦手なその人に
何ら責任はありません
自分の見方さえ
変えることができれば
あなたの目の前にいる
苦手なその人は
あなたにとって
苦手な人ではないのです
即ち
この世に映し出される
全ての現象は
あなた自身が作り出した
幻想であると言っても
過言ではありません
あなたの目の前にいる
あなたの苦手なその人は
あなたにそのことを伝えてくれる
尊い人であるのです
ですから 感謝こそすれ
憎むべき人ではありません
目の前にいるその人に対し
憎しみという感情が
現れたのであるならば
あなた自身が自らに対し
同様の感情を抱いていると
考えた方が良いのであります
なぜなら
あなたの内側にそのような感情が
存在していなければ
目の前にいる苦手なその人が
何をしても
あなたは苦手だと感じることは
ないからです
あなたが そのように
考えることができたならば
あなたの内にあるその感情を
あなたは きちんと
昇華させることができるでしょう
自らの内にある感情を
自分自身が認めない限り
あなたがその感情から
距離を置くことはできません
まずは自分から
その感情に近づくことが
その感情を克服する
最良の方法なのです
そのように考えると
あなたの目の前にいる
苦手なその人は
有り難い人となるでしょう
感謝すべき人なのであります
