紛い物ほど本物のふりをする
真贋(しんがん)の見極めは
あなた自身が地に足を
着けている必要がある
浮わついた心では
物の真偽を見極めることは
難しい
偽物ほど本物のように
見えるからである
あなた自身が
浮わついていたら
偽物と同じように
流されてしまう
地に足を着け
しっかりと立っていれば
偽物は自然と流れ去っていく
偽物と騒ぎ立てる前に
自らが本物になれば良い
まずは自分が本物を知る
自分が本物を知らなければ
本物と偽物の区別を
することはできません
自分にとって
大切なものや大切なこと
自分自身の価値観など
自分が何に重きを置くのか
自分自身が分かっていなければ
なりません
もし 世間的に
紛い物とされるものであっても
それが自分にとって
価値あるものであるのなら
その物は本物と言えるでしょう
自分の価値観が定まらず
揺らいでいると
他人の評価に左右され
その物は本物にも偽物にも
なってしまう
自分にとって
何が大切であるかが
分かっていれば
自分にとっての偽物は
何もせずとも
流れ去っていくでしょう
自分はどのような人間かを
自分自身が理解していることが
地に足を着けて生きる
ということになるのでは
ないでしょうか
そのような生き方は
本当の自分で生きている
つまり
本物を知っている自分と
言えるのではないでしょうか
