「大変そうだから」
「困っているから」
「私にできることだから」と
最初は ちょっとした良心から
お手伝いを申し出たけど
いつしか
それがお手伝いではなくなって
気がつけば
当たり前のことになっている
そして
あれも これもと
当たり前が増えている
「ちょっとしたことだから」
「少しのことだから」
「ついでだから」と
色々な理由を自分に言って
やり続けてみる
けれど
自分の中に出てきた違和感は
徐々に大きくなって
いつしか
自分を偽ることが
できなくなってくる
「もう限界だ！」と
心が本音を伝えてきても
今度は
やり続けることのできない
自分を責めたりする
この世の中は
お互い様であったり
持ちつ持たれつであったりする
その関係は 上手に
綱引きができている関係
と言えるのではないでしょうか
引っ張り過ぎず
かといって
引っ張られ過ぎない
マークが真ん中にあるような
綱引きをするためには
まずは いい人を
返上する勇気をもつ必要が
あるのかもしれない
