人間にとっての死は永遠の別れとなる
しかし我々の世界からすると死というのは新たな旅立ちなのです
肉体を離れ本来の姿に戻り肉体のせいで制限されていたことから解放されるのです
新たな門出という言葉がぴったりだと思いませんか
我々の世界では様々な通過儀礼ともいうべきことが死の後に待っているのです
まずは自らが肉体を離れたことの自覚の時期
自分が今までお世話になった肉体から離れたということを実感する時期があなたを待っているのです
この時期は自分が地上の世界で関わった人たちに挨拶をすることができます
馴染み深い人たちに伝えておきたいことを伝えることができます
それは夢の中であったり気配を感じさせたり生前面白いことが好きだった場合はちょっとびっくりさせてみるなど思い思いの方法で自分の気持ちを伝えるのです
一通りの挨拶が済んだ後は我々の世界へ足を踏み入れるための準備が始まります
地上の世界での行いについて一つひとつを共に歩んでくれていたサポーターと一緒に省みるのです
良かったことや悪かったことなど全てを思い巡らすのです
この辺りでサポーターはあなたの元を離れていきます
それ以降は自らの力でどのように行動すればよかったのかを考えるのです
この間少しずつ地上の世界で染みついた慣習など人間として身に着けたことを手放すことをしていきます
地上での言動を省みながら自らの行いや思いを手放すということを繰り返すのです
その後我々の世界の入り口に立つのです
我々の世界について学んでいない場合この時期を脱するためにかなりの時間を必要とします
なぜなら自分が肉体を離れたことに気が付かないからです
あまりにもいつも通りで変化を感じることができないため自分では今まで通りに過ごしているつもりになってしまうのです
何もかもが地上の世界と同じように感じるのは我々の世界についての知識がないため変化が大き過ぎると混乱をきたしてしまうからです
霊的な知識のあるものは肉体から離れたことが分かるとすぐに我々の世界への入り口に立つための準備に取り掛かるのです
地上での慣習を手放すための時間は必要ですがいつまでも我々の世界の入口へ立つための準備に時間を割くようなことはいたしません
このように霊的な知識を持ち合わせているかどうかで肉体を離れてからの進む道はかなり異なるのです