あなたがこの地上の世界を去った後あなたの肉体は荼毘に付されます
あなたが大切にしていたその肉体はもはや無くなり白い骨だけが残ります
その白い骨にあなたは精神を宿すことはできないのです
ではあなたという存在は一体何処へ行ってしまったのでしょうか
あなたはもう何処にも存在してはいないのでしょうか
その残された骨はもはやあなたの痕跡でしかなくあなた自身はもうそこには存在していないのです
あなたは二度と泣くことも笑うこともしないのでしょうか
確かにあの肉体をまとったあなたとしてはもう二度と泣くことも笑うこともないでしょう
しかしあなた自身は肉体のように荼毘に付され無くなってしまったわけではないのです
あなたはあなたとして我々の世界で新たな第一歩を踏み出そうとしているところなのです
あの肉体をまとったあなたとしてではないけれど再び泣くことも笑うことも出来るようになるのです
自分が地上を去ったのちあなたが地上の世界で生きている人たちにできることといえば
彼らを見守り励ますこと
肉体を身にまとった形で地上の世界に降り立ち彼らに何かを直接してあげることはできないのです
どれ程もどかしくてもあなたはただ見守り励まし応援することしかできないのです
しかもそれはあなたが魂の学びのスタートラインに立たなければできないことなのです
荼毘に付された肉体をあなたは再びまとうことはできないのです
どれ程愛着があっても生前にどれ程大切に慈しんだとしてもあなたは二度とあの肉体を身にまとうことはできないのです
あなたの肉体が荼毘に付されたのを確認したのならその肉体に執着することなく踵を返して新たなる第一歩を踏み出すべくスタートラインに立ちましょう
いつまでも嘆き悲しむ必要はありません
あなたには魂の学びのためにやることが山積しているのですから
さあ新たなる門出を祝いましょう
あなたの新たなる旅立ちのために