過ぎたことをいつまでも
悔やんでいても仕方がない
そうは言っても
忘れ去ることが
できないこともあるもんだ
過去は変えられない
こんなことを言われなくても
とっくに分かっている
いくら悔やんでみたところで
過去は一ミリ足りとも変わらない
そんなこと分かってる
だけどどうしても頭に
浮かび上がってきてしまう
あの時のあの光景
何度忘れようとしても
頭の中に浮かんでくる
自分だって
忘れられたらいいのにと
何度も思っている
いつまでもしつこく
忘れられずにいる
そんな自分が大嫌い
それでもやっぱり
忘れることができない
ならば
しっかり受け入れよう
そんな自分も一緒くたにして
自分だと割りきろう
できが悪くても構わない
これが今の自分と
腹をくくって受け入れよう
生きていると
忘れられない事が
たくさんあります
いつまでも手放すことができず
握りしめてしまっていることは
一つや二つではありません
手放すことが自らの成長に
繋がると分かっていても
どうしても手放すことができない
スマートにサッと
過去のことと割り切って
前を向いて進むことができたら
自分のためになる
そんなこと分かっている
でも
どうしても
握った手を開けない
それならば
開かなくていい
できが悪くても
それが自分と腹をくくって
自分を受け入れるより他はない
それでいいんだと
自分に言い聞かせて
握りしめている手を
もう一度ぎゅっと握ってみる
いつかこの手を開くことが
できるようになるかもしれない
その時がくるまで
しばらくこの手を握りしめておこう
