人間関係を魂の学びという観点から見ると
本当に「持ちつ持たれつ」の関係だと思う
例えば
Aさんは他人をコントロールするタイプ
自分の思い通りにならないと
機嫌が悪いオーラを出したり
拗ねてみたり
口を利かなくなったり
時には逆ギレしたりする
Bさんはどちらかと言えば気の弱いタイプ
何があっても我慢してしまう
だから BさんはAさんと一緒にいると
いつもAさんに気を使っている
Aさんの機嫌を損ねないように
顔色を窺って ビクビクしている
Aさんには色々と
見つめ直さなければならない課題が
山積していそう
当然 Aさんの課題は
他人をコントロールしてはいけない
ということを学ぶこと
この世の中には
他人をコントロールして良い人はいない
すべての人は尊ばれる存在であるのだから
相手が大人であっても 子どもであっても
誰に対しても 敬意をもって
接しなければならない
ということを学ぶ必要がある
一見すると
二人の人間関係の間にある課題は
Aさんのこの課題だけのように
見えるけれど
実は BさんもAさん同様に
課題を抱えている
Bさんの課題は
他人が自分をコントロールすることを許さないというもの
BさんがAさんに
コントロールすることを許さなければ
AさんはBさんを
コントロールすることはできないのです
BさんはAさんの
「他人をコントロールする」
ということに加担しているのです
そもそもAさんが
他人をコントロールしなければ良い
という話ですが
人間関係はどちらか一方の責任ではなく
その関係に関わっているすべての人が
その関係を成り立たせているのです
Aさんは
この世に存在するすべての魂は
尊ばれる存在であるということを学ぶ
という課題を
Bさんは
自分の魂の尊厳を守るために
他人に自分をコントロールさせない強さを
身に着けるという課題を
抱えているのです
お互いの課題に向き合うために
AさんとBさんは出会っているのです
AさんはBさんがいなければ
課題に向き合うことはできないし
BさんもAさんと同じように
Aさんとの出会いを通して
課題に向き合う機会を得ているのです
魂の学びという観点で見てみると
人間関係は 持ちつ持たれつ
お互いさまの関係なのです
目の前に横たわっている人間関係の本質を
魂の学びという観点から見てみると
決して相手にだけ非があるわけではないことが
分かってきます
すると
目の前にいる問題を起こす厄介な人が
自分の学びのために存在してくれている人に
また
自分自身も相手の学びのために存在している
という 新たな関係ができあがります
上のセッティングする人間関係の奥深さを
感じずにはいられません