地上の世界では正直であることが時に自らに災いをもたらすことがあります
正直であるにもかかわらずです
噓をついたり偽りを述べたりせずにありのままであったにもかかわらず不利益を被らなければならないこともあるのです
残念ながら地上の世界では正直であるかどうかではなく損得勘定で物事を判断しいかに自らが損をしないかを考えて行動するのです
相手が正直であることを良いことにそのことを利用して自らが利益を得ることができたことに満足するのでしょう
利益を得ることができたことだけでなく正直であった者を出し抜くことができたことへの優越感をも感じているのでしょう
この行動はその時点では優位に立っているように思えますしその時点ではとても良い気分になっているのでしょう
反対に正直であった者は正直であったにもかかわらず相手に利用されて利益を奪われおまけに見下され劣等感を感じてしまうこともあるのです
正直であったにもかかわらずです
正直であったという行動はこの時点では良いと思えることはなく自らの無能さを嘆くことになるのです
本当に正直であることは愚かなことなのでしょうか
我々の世界の法則からすると自らが蒔いた種は必ず自らが刈り取ることになっています噓偽りを述べて優位に立った者はその行為に対する報いがそして正直であった者は正直であったという行為の結果を刈り取ることができるのです
我々の世界の法則から逃れることはできないので両者ともにその報いまたは結果を受けるのですが果たしてそれで良いのでしょうか
法則による報いを受けるまで気づかずにいても良いのでしょうか
もうそろそろ我々の世界の法則を持ち出す前に自らがそのことに気がつき法則によって報いを受けないために噓偽りを述べることを止めるのではなく自らの良心に従って正直であろうと思えるようになっても良いのではないでしょうか