engelico's blog

『上』から伝えられるメッセージに対して 私が「感じたこと」「思ったこと」「考えたこと」を投稿しています。

人に何かを与える時

 

自分の分を人に分け与えることは

一見すると尊いことのように見える

しかし あなたに与えられたように

あなたが分け与えようとしている人も

与えられているのである

分け与えるよりも

自らが与えられていることに

気づかせることの方が尊い

 

 

子どもに魚を与えるのと

魚の釣り方を教えるのと

どちらが良いかという話がある

 

この話から分かるように

魚を与える方が

釣り方を教えることよりも

手っ取り早い

 

しかし 子どものことを

本当に考えたら

その場しのぎに魚を与えるよりも

釣り方を教える方が

その子どものためになる

 

与えられた魚は

食べてしまえばそれまでだが

覚えた魚の釣り方は

その子どもが死ぬまで一生

使うことができるのだから

 

人に何かを与えるという行為は

一見すると尊いことのように思える

しかし 与えてもらったものは

一瞬でなくなってしまうし

そもそも その人自身も

必要なものを手にする能力を

兼ね備えているはずなのです

 

また 与えた側も

自らが善行を行っているということに

酔いしれてしまう場合もあるのです

 

人に何かを与える時

その与えるという行為は

本当に相手のために

なっていることなのか

 

また その行為を行うことの内にある

自分自身の思いにも

向き合うことが必要です

 

自分の行為の陰に隠れている

自身の気持ちに光を当てるとともに

相手にとって本当に有益な行為は何かを

考えることが大切なのです