私は以前、ヒプノセラピスト(催眠療法士)の先生のところで、事務のアルバイトをしていたことがあります。
先生はよく「潜在意識は正直で、いくら顕在意識がヒプノセラピー(催眠療法)を受けたいと思っても、潜在意識がOKを出さない限り、絶対に催眠状態にはならないの」とおっしゃっていました。
私たちの行動の鍵は「潜在意識が握っている」と言っても過言ではないようです。
「頭ではわかっているけれども、どうすることもできない」という状態は、まさに顕在意識ではわかっているけれども、潜在意識がOKを出していない状態なので、自分ではどうすることもできないのです。
そのような状態を『上』はどのように見ているのでしょう。ちょっと聞いてみました。
上の回答は、以下の通りです。
あなた方が顕在意識と呼んでいる意識体は、肉体レベルの意識体です。ですから主な仕事は、肉体の維持にかかわることです。
一方あなた方が潜在意識と呼んでいる意識体は、いわゆる魂とつながっている意識体です。魂は霊界からの情報を受け取ることのできる場所で、この情報の取捨選択を脳が行っているのです。
つまり顕在意識と潜在意識の意識の不一致は、肉体を持った『あなた』と魂の『あなた』の意見の食い違いの状態なのです。
肉体の『あなた』が、無理に何かを行おうとしても、魂の『あなた』の方が、本当の『あなた』であるために、なかなか肉体の『あなた』の思うように事が運ばないのです。
ですから「あなた自身の声を大切にしなさい」と申し上げるのです。肉体の『あなた』と魂の『あなた』とで綱引きをしたとしても、肉体の『あなた』の方が、かなり分が悪いのです。
肉体の『あなた』と魂の『あなた』の意見を一致させることが、生きやすくするためのコツなのです。
確かに、『上』はよく「自分の声を大切にしなさい」と言います。これは顕在意識と潜在意識のギャップを埋めるために有効な手段だったとは…
ここ最近「朝活したい!」と思っているけれど、朝はバタバタしていて何もできずに自己嫌悪に陥っていました。ひょっとすると、「朝活したい」のではなく「朝活出来ている自分にあこがれている」だけで、本当は朝活なんてしたいとは思っていないのかもしれません。いっそのこと「朝活はしない!」と止めてみたらどうなるのか…
ちょっと自分を観察してみようと思います。
観察結果は、機会があればご報告いたします。